SDXL1.0の為にStableDiffusion web UIをポータブル環境で新規インストール

AI

先日発表になったSDXL1.0ですが、以前のStable Diffusionとの互換性がなく従来のLoRA等が使えないのがやや不便です。
そこで、以前のバージョンとSDXL1.0を共存させる方法をなるべく簡単に構築できないかと思い、調べるとその方法がみつかったので紹介したいと思います。

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Pythonとgitのポータブル版で環境構築!

私の環境がWindows10なので、Windows10を前提にインストールを進めてまいります。
まずはPythonのポータブル版をダウンロードします。

ファイルのダウンロードと設置

以下のリンクをクリックするとダウンロードページが表示されます。ここに表示されている「Winpython64-3.10.9.0dot.exe」をクリックし、任意の場所へダウンロードしてください。

https://sourceforge.net/projects/winpython/files/WinPython_3.10/3.10.9.0/


次に、gitポータブル版をダウンロード。
下記リンクから「64-bit Git for Windows Portable」をクリックしダウンロード。

https://git-scm.com/download/win

以上の2つのファイルを任意の場所へダウンロードすると以下のようになるかと思います。

2つをそれぞれダブルクリックで解凍します。するとフォルダが2つ出来ると思います。

解凍してできた「PortableGit」フォルダを「WPy64ー31090」フォルダへ移動します。

WPy64ー31090」のフォルダの名前を「StableDiffusion」等、わかりやすい名前に変更してください。そして名前を変更したフォルダ内が以下のようになっているかと思います。

StableDiffusion Web UIのインストール

それでは、いよいよインストールしていきます。
「PortableGit」フォルダ内の「git-cmd.exe」をダブルクリックすると以下のようが画面になるかと思います。

出てきたDOSプロンプト(上記画像だと左の黒い画面)に以下をコピペしてEnterKeyを押します。

git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git

すると上記の様にコマンドが実行され、「stable-diffusion-webui」というフォルダが新たにできていると思います。
そのstable-diffusion-webuiフォルダの中のwebui.batを今度はダブルクリックして実行します。

するとStable Diffusion Web UI のインストールが開始されます。ここからはちょっと時間がかかるので、しばらく待ちます。

しばらく待つと以下のような画面になると思います。枠で囲ったように
http://127.0.0.1:7860(画像はhttp://127.0.0.1:7861となってますがほとんどの人は7860になると思います)」と表示されればインストールが完了です。

枠内のアドレスをコピーして、お使いのブラウザのアドレスバーにペーストしてください。
Stable Diffusion web UIの画面が表示されたらインストールは成功です!

「Stable Diffusion XL(SDXL)1.0」のインストール

続いてSDXL 1.0をインストールしていきます。

SDXL-base-1.0

上記ページで「sd_xl_base_1.0.safetensors」(6.94 GB)をダウンロード。

SDXL-refiner-1.0

次に上記ページで「sd_xl_refiner_1.0.safetensors」(6.08 GB)をダウンロードします。

sd_xl_base_1.0.safetensorssd_xl_refiner_1.0.safetensors は /models/Stable-diffusionにダウンロードしてください。

SDXL VAEのインストール 

上記ページで「sdxl_vae.safetensors」(335 MB)をダウンロードします。
ダウンロードしたファイルは/models/VAEに設置してください。
初期のインターフェイスにはVAEを切り替える項目が無いので、必要であれば以下のページを参照してください。

以上がSDXL1.0をポータブル環境に新規インストールする方法でした!

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