中国語で「口水鶏」と書くこの料理の由来は、ある文筆家が子供の頃に食べた鶏料理を思い出すとよだれが出る、と書いたことからだそうです。
低温でしっとり仕上げた鶏にスパイシーなタレをかけた一品、夏は冷やしてビールと一緒に!
材料
鶏むね肉
■タレ
醤油 大さじ1
酢 大さじ2
ラー油 大さじ1
ごま油 小さじ1
ねりごま 大さじ1
豆板醤 小さじ1
酒 大さじ1
砂糖 大さじ1
こしょう 少々
花椒 少々
にんにく ひとかけ
しょうが ひとかけ
長ネギ 1本
カシューナッツ お好み
作り方
■茹で鶏
- 鶏むね肉の皮を取り、丈夫なビニール袋に入れる。大きめのボウルに水を張り袋の口を少し開け、袋を沈めながら中の空気を出来るだけ抜いて、肉がぴっちりパックされるようにする。
- 80℃くらいのお湯を沸かす、目安としては小さな泡が鍋ややかんの底に出来るくらい。
- 炊飯器に密閉した肉とお湯を入れて保温ボタンを押す。この時炊飯器の蓋は閉めず、上にアルミホイルをかぶせる。
- 加熱ムラができないように時々袋を裏返しながら90分以上加熱する。
- 保温が終わったらスイッチを切り、冷めるまでそのままお湯に入れておく。完全に冷めたら冷蔵庫で袋のまましっかり冷やす。
■タレ
- にんにく、しょうがはみじん切りにし、香りが立つまで油(分量外)で炒める、香りが立ったらみじん切りにした長ネギを加え透き通るまで炒める。
- 1とカシューナッツ以外の材料を耐熱容器に入れよく混ぜ、レンジで1〜2分ほど加熱する。
■仕上げ
- 冷えた鶏むね肉を好みの薄さにカットし、上からタレをかけ、砕いたカシューナッツを散らす。
ポイント
低温で鶏肉を調理する際、肉の内部温度がしっかり60℃以上で加熱されるように注意します。鶏肉の多くが保持しているカンピロバクターという菌は60℃以上30分の加熱で不活性化しますので、炊飯器での調理の際はお湯の温度が60℃を下回らないよう定期的に温度計で測りながら調理することをおすすめします。
また、調理前には手をしっかり洗い、直接鶏肉を触らないようビニール手袋を使用しましょう。
タレの分量は目安です。お好みで調整してみてください。
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