最近のB級映画はVFXのクオリティが凄まじい

とにかく邦題がダサすぎる今作品を劇場で観ない手はない。

そもそも「ランペイジ」なんて日本人にはEXILEの派生グループしか馴染みもないワード、検索で翻訳してみると【荒々しく突進する、あばれ回る、たけり狂うだそうで。

清々しいまでにこの映画の内容を表したタイトル、でっかい獣が大暴れする今作。

冒頭、宇宙ステーションでどうやら問題が起こったらしいところからストーリーは始まり、地球に不時着した”あるもの”がドゥエイン・ジョンソン演じるデイビス・オコイエが働いている野生動物保護区内、沼地、狼の群れの近く、にそれぞれ降り注ぎ、その影響で巨大化した生物が大暴れ、というのが大筋のお話。

予告編を見る限りトンデモストーリーの今作だが、期待を裏切ることの無いトンデモストーリー。

1986年にアメリカでリリースされたアーケードゲームを映画化したというのだから、原作レ○プもあったもんじゃなく、純粋にパニック映画として成立していたと思います。

まずこの映画のいいところはなんにも考えなくて良いところ笑

とにかく目の前に繰り広げられる大乱闘を楽しめば全く問題なし。

映画が始まり、すぐに文字でいろいろと説明が入りますが、そんなことは覚えている必要はナシ!登場人物すべてがクセが強くいので、字幕を追いかけなくても大体のストーリーはわかると思います。

うっすら影のあるマッチョが主人公、そのお友達アルビノゴリラ、頭の悪そうな男性CEOに、そのCEOを手球に取っていそうな女、その会社と関係がありそうな女性博士に、政府機関の怪しき男性、ここさえ押さえておけば話は通じます。

とにかく、ゴリラが大っきくなって暴れて困るわけですよ、ドゥエイン・ジョンソンが笑

で、そこへナオミ・ハリスが加わり、ジェフリー・ディーン・モーガンがとっ捕まえに来るんですね、一匹と二人を。

で、大っきくなって困ったゴリラをジェフリーが捕獲して飛行機で輸送するんだけど、前述のCEOと性悪女、コイツラは姉弟なわけですよ、それも冒頭の宇宙ステーションでどうやら実験をしていた会社のツートップ、姉はいかにも悪っるい顔、その姉弟の会社の屋上にあるアンテナを細工して、特殊な電波で巨獣たちをおびき寄せようとするからさあ大変。

先だって姉弟は、巨大化した狼の捕獲に失敗し、民間軍事会社のメンバーを全滅させたばかり、シカゴの自社ビルに巨獣たちをおびき寄せ、倒した後にサンプルを回収し、そのDNAサンプルを兵器利用しようと易な考えのようで汗

そうして、巨獣たちがシカゴに集結し、街を破壊しながら大暴れする今作なのですが、、、

 

 

白いゴリラに感情移入

今作に登場する白いゴリラのジョージ。

昨今のVFX技術の発達により、デカイ画面にも違和感なく登場し、完全に主役を張れる演者になっています。

冒頭、ドゥエイン・ジョンソン演じるデイビスとジョージが手話で会話するんだけど、ジョージはゴリラなのに冗談を言う(手話)し、表情豊かに笑ったりするんですね、これで一気に親近感を覚えるんですゴリラに。

そしてデイビスを演じるドウェイン・ジョンソンは霊長類学者であり、元特殊部隊の過去を持ち、さらに密猟者たちを攻撃的な手段で排除してきた人物、そんな密猟者に親を殺されギリギリ救い出されたのがまだ子供だったジョージなんですね。

そんなデイビスなんですが、とにかく強い笑

ふっ飛ばされようが、撃たれようが、ケロっとしている、そんなのが通用するハリウッドのキャラといえば、ジョン・マクレーンとジェームス・ボンドくらいですよ。

宇宙で研究した物質によりジョージが凶暴化してしまうんですね、せっかく麻酔で眠らせていたのに、おバカ姉弟のせいで飛行機で輸送中に覚醒し、輸送機の中で大暴れしてしまいます。

凶暴化したでっかいゴリラと飛行機の中で、命を守るため戦わなきゃいけないんですが、デイビスはどうにかこうにかジョージを止めようとするんですね、正気を失っているジョージとなんとか心を通わせようとするデイビス、しかしジェフリー演ずるラッセルが所属する政府機関の隊員はそんなことはお構いなしに銃をぶっ放してジョージブチギレ。

ラッセルはOGAと呼ばれる組織のメンバーなんだけど、この輸送機での大乱闘でデイビスに命を救われ、それまでは政府機関なので、デイビスを捕まえる立場だったのが、デイビスに協力して事態解決の手助けをしてくれるようになり、トランスフォーマーで言うところの、ジョン・タトゥーロ演じるシモンズっぽいキャラでしょうか、パっと見は一癖も二癖もありそうなんだけど、真実と信念にしたがって行動しているだけという。

そうして、最初はユーモアいっぱいのジョージが急に人間に敵意むき出しになり、デイビスの言うことも聞かなくなり、観ているこっちはいつしか喪失感を覚えるんです。

舞台は大都市シカゴへ

電波で引き寄せられた巨大化したゴリラとオオカミ。

まだ市民の避難もままならないシカゴの市街地に到着して、軍と巨獣との火蓋が切って落とされます。

しかし、巨獣たちには、人間の用意する兵器では歯が立たちません、なんせ様々な生物のDNAが組み込まれてれているサンプルにより巨大化しているのだから。

街を破壊し始める巨獣、この破壊描写には目を見張ります。

監督のブラット・ペイトンはカリフォルニア・ダウンではカリフォルニアを壊滅させ、今作ではシカゴをハチャメチャに、どちらの作品もドゥエイン・ジョンソンが主演しています。

とにかく、シカゴという街は破壊されますね汗

トランスフォーマーにバットマンなど、インスタ映えならぬ「破壊映え」、今作もいい感じに破壊されまくってます。

なんせ、でっかいゴリラとオオカミだけかと思いきや、水辺から登場した真打ちの「ワニ」

コイツがなんせデカイ、軍の兵器も効かないし、他の二頭よりデカイ。

そんな軍・巨獣・ドゥエイン・ジョンソンの三つ巴の戦いがシカゴで始まるわけですよ。

weta DIGITALによる重量感のある巨獣、ザ・ロックことWWEのプロレスラーでもあるドウェイン・ジョンソン、さらに高層ビル立ち並ぶシカゴ、超重量級の戦いがスクリーンに繰り広げられるんですよ!

もうね、ワクワクが止まりません。

なんと姉弟の会社は、ワクチンを持っているというじゃありませんか!!

ワクチンを巡って人間同士の争いが自社ビルで始まるわけですね、聞くところによるともとには戻せないが凶暴化は収まるというワクチン。

そのワクチンをなんとかジョージに摂取させるんだけど、その方法がっ笑

そうして正気を取り戻したジョージと一緒にデイビスはオオカミとワニ退治へ向かいます。

そんなさなか無能な軍はシカゴへの叡智の炎を用いた攻撃を決めますが、ラッセルがなんとか阻止しようとデイビスに協力します。

果たして叡智の炎を使わずオオカミとワニをジョージとデイビスは倒すことができるのか!?

 

いや、結論から言えば出来ちゃうんですけどね、とにかく映像が素晴らしいんですよ、ゴリラの毛の感じとか、後半ホコリまみれになったジョージの目が赤くなってたりとか細かい表現があったり、映像だけで説得力があるんです、なにせストーリーがとんでもなく現実味がないので、圧倒的な表現力で押し切る、そんな映画です。

しかし、映像が素晴らしいからこそ、ジョージに感情移入ができ、途中正気を失ったジョージがワクチンにより正気を取り戻し、ゴリラ無双になる辺りから爽快感を得られるヒャッハー映画に昇華されているんです。

公開からしばらく経ってしまいましたが、まだ公開されている劇場がある地域にお住まいの方がいらっしゃったら、ぜひ大スクリーンでご覧になってみてください。